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<< 日常生活 - 2017年9月の記事 >>

カラカラ

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ




9月20日(水)晴れ時々曇り

夕べで2日目、クーラー無しで眠った。

明け方まで喉が痛くなる事も無く一息で熟睡できた。



昨夜は、寝る前に娘と空を見上げた。

「島も、星は少ないね。ちょっとしか見えない」と娘。

しばらく眺め続け、目が慣れてくると「凄い!凄い!星がいっぱ〜〜〜い」と喜んでいた。

ばばにとっては、当たり前の空の星だけど、都会暮らしが長い娘にとって

やはり故郷の空の星と大都会の空の星は違って見えるんだろうなと思った。

夜香木の濃厚な香りの中、星空を眺めながらしばらく立ち尽くした母娘でした!






先日、ばばは、頼まれ物が多いと書いたが、今月初め辺りだったろうか?

都会で暮らす知人から「カラカラが欲しいんだけど・・・」と電話があった。

「カラカラ?」もちろん、子どもの頃は身近にあったし

何回も見た事もあるが、今時カラカラをどんな風に使うのだろう?と思った。

知人は「懐かしくて・・・」と受話器の向こうで言った。

ばばは「探してはみるけど、入手できるかは分からない」と言って、電話を切った。



頼まれ事などは、なるべく早く片付けたいのですぐに動いた。



昔はほとんど、どの家にもあった、カラカラ。

ばばの実家にも、じじの家にも何個かあった。

しかし、実家の整理をした時に、カラカラなども処分した。

5年前だったか?今住んでいる「じじ両親宅」にも

何個かのカラカラはあったが、今後使う事も無いだろうと、他の食器や鍋類と一緒に全て処分した。

町内でも、高齢の方がおられる家庭では、まだあるかも知れないカラカラ。

今、ばばが使うとしたら花瓶にするかなぁ・・・

他に、どのような使い方が出来るのだろう?

水差し?液体の調味料入れ?

無い物の使い方を考えるより、先ずはカラカラを見つけなくては!



まず、スーパーへ行ってみた。

食器売り場へ行き、探してみると!

信じられない事に一発で見つかりました!

へぇ〜まだ、あったんだぁ〜カラカラ。

懐かしさを覚えながら手に取り眺めてみた。

ベージュっぽい物と、黒っぽい物、合わせて4個位あったので、ばばは黒色を選んでレジに向かった。

そして、ダメ元と思いながら、レジの方にカラカラを見せながら

「これ、何て言うんですか?」と尋ねてみると、レジにいた3名の店員さんが一斉に

「カラカラですよね」と言ったのにはビックリ!

ばばよりは大分年下の方達だったけど、スムーズに「カラカラ」という言葉が出てくるなんて・・・



店員さんの中のひとりが「叔父の家にもありましたよ。カラカラ。

ある日、叔父がお酒を入れたまま、テーブルの上に置いていたら

4歳の甥っ子が、中身を知らずに一気飲みしてぶっ倒れた事がありました」と話してくれた。

ばばが「お店にカラカラがあるとは、ビックリしました」と言うと

「ですよね、今はほとんどの家庭で使われる事は無いでしょうからね」と。

ここまで「カラカラ」という単語を何回も書いたけど・・・

そもそも「カラカラ」とは?ネットで調べてみたら、以下のように書かれていた。



カラカラ(カラカラーとも)とは、主に琉球文化圏で使用される陶製酒器の一種。

介護用の吸口に形が似ている。通常は泡盛用。
カラカラ


カラカラ2



「本来は壺屋焼の上焼(じょうやき・じょうやち)のものを指すが、

近年はガラス製(特に琉球ガラス)のものもある。

容量は2合入るものが多いが、小さな1合用のものなどもある。

下部が鏡餅状に膨れた瓶に細長い注ぎ口をつけたような形が標準である。

高さの割に底面側が大きく安定感がある。上側中央に泡盛の入れ口があり、

注ぎやすいように小型の漏斗状になっている。

茶用の急須や焼酎用の千代香に似ているがカラカラの場合

、通常は蓋と取っ手が無い。沖縄の焼き物としては、取っ手も陶土で作り、

一体となったアンビン(按瓶)と呼ばれる水差し用の急須があり、

かつては酒器としても使われたが割れ易いので現在ではほとんど使われなくなってしまった。



カラカラの一部のものにはラムネ瓶のビー玉のように取り出せない玉(陶製)が

内部に入っていることがあり、泡盛が入っていないときに振ると音がする。



通常、泡盛は燗にして飲むことはないのでカラカラは直火にかけるようには想定されていない。

カラカラ類似のものが九州近県にあり、

これは沖縄より伝わったものであるがこちらは直火での燗が可能なことが多い。」と。



ばばの家にも、白っぽいカラカラが数個あった。

しかし、父は全くお酒を飲まなかった。

カラカラを使っていたのは、お祝いの席などで、お酒を入れて小さな盃に注いでいたような気がする。

しかし、お祝いでも缶ビールや、焼酎のお湯割り、水割り等を

ガラスのコップに注ぐ事が多くなり、又時代の流れと共に

アルコール類の飲み方も変わってきて、

カラカラは、だんだん使われなくなって来たのだろうかと思ったりする。



今回、何故、知人がカラカラを欲しいと言ったのかは分からないが

懐かしい物を手元に置きたかったのかも知れない。



買ってきたその日のうちに、知人にカラカラを送ったら

3日後には「ありがとう!!!届きました。難儀させてごめんね」と電話が来た。



色々な昔の食器や調理器具、もう使わないだろうと全て廃棄してしまったが

今思えば、実家にあった「型菓子作りの木型」を捨ててしまったのが悔やまれる。



知人は、あのカラカラをどのように使うのかなぁ・・・



※画像は、いずれもネットから拝借しました。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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