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ジレンマ

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ




6月27日(水)晴れ

今日も晴天で暑い徳之島です。

一昨日、夕方見た正体不明の生き物が又姿を現すのでは?と

今日も、午前中で3,4回花壇を覗いているけど、現れず。

怖いけど、もう一度確かめたい!

じじに笑われながらも、今まで以上に花壇を覗く回数が増えそうです。



午前中じじは撮影、ばばは家の中をウロウロ。

彼方此方片付けて、一応終わったと思ったら、又元の場所からやり始める。

ばばの片付けって、一体何だ?と、自分で自分に突っ込みたくなる。



お昼少し前、撮影から戻って来たじじ、

ばばが「オクラと絹ごし豆腐とツナのサラダ?」を作ってあるのを見て

バッグの中をゴソゴソ・・・

「もし、お昼、揚げ物するんだったら、これもお願い!」って。

出したのを見ると、長さ数センチのタラの芽2個。
タラの芽


何日か前は、3,4本取ってきてあって、

夜魚を焼くついでに揚げ焼きにしたんだけど。

今日は煮物とサラダとお汁なんですけど〜

たった2個のタラの芽を焼く為に、油を使うの嫌だ〜と思い

タラの芽は夜、じじのおつまみにしよう。

それにしても、サラダを天ぷらの比もと間違えるなんて・・・

と言いつつ、作ったサラダは天ぷらの衣に見えなくも無かったかな?



今朝、ネットで見て、材料が全てあったので、作っただけなんだけど、

オクラをす本サッと茹でて好く刻んで、絹ごし豆腐も適量入れて

油を切ったツナ缶を好きな分量入れて、マヨネーズと醤油で調味し

好みで鰹節やゴマなどを入れる・・・という、短時間料理。

見た目が山芋をおろしたトロロにも見えたので

パッと閃いて「じじ〜本当はサラダだけど、ご飯にのせて食べてみて」と言い

自分もやってみたら、けっこういけるじゃない?

これからも、オクラがある時に、やってみようかな?



日曜日「島口・島唄の祭典」に行って来たと書いた。

そこで、ばばと同じ校区の先輩も登壇した。

「昔ながらの島一番と島の宝(仮題)」という題目で話された。

先輩の話の中で、一番印象に残ったのは

「島口(方言)を忘れるという事は、実家の門口と

両親の顔を忘れるというのと同じような事だ。

島口を大事に守り受け継いでいこう」という部分だった。



毎年書いているが、現在徳之島の方言を使えるのは

60代以上の方たちだけかも知れない。

徳之島もばば達の子ども時代と違い、結婚や仕事などで

島外から島へ来て生活している方達も多い。

ましてや、学校の先生方は、ほとんどが島外の方。

徳之島で生まれ育った親の世代でさえ、方言は使えない人が多い。

こんな環境の中で方言を日常的に使えるだろうか?

現実は、とても厳しいと思う。



だからかも知れないが「島唄・島口の祭典」に若者世代はほとんどいないし

小中学生の姿もほとんど見当たらない。

ばばが、自分の母校で子ども達に純粋の方言で語りかけてみた。

子ども達の反応・・

「ばばちゃんの英語分からん!」だった。

外国語と言えば、小学低学年では、先ず「英語」を思い浮かべるんだろうね。

「ばばちゃん達が小学生の頃はね、こんな言葉で話していたんだよ。」と言うと

「すご〜〜い」とビックリしていた。



普段の生活でも、親との会話、集落の方との会話、学校での友達同士の会話

全て方言だった。

しかし、ある日を境に学校で「今日から方言を使ってはいけません」と言われ

家に帰って、昨日まで「アジャ」と呼んでいたのを「お父さん」、

「アマ」と呼んでいたのを「お母さん」と呼んだ。

悪口の先生が言うことは全て正しいと思っていたから、照れくさいとか

恥ずかしいとも思わなかったが、呼ばれた両親は、どう思ったんだろう?

「方言を使ってはいけません」と言われ、

校内では「やまとぅぐち=標準語」で話したけど

下校途中や集落内での友達との会話は方言だった。

家庭でも、島口を話しながら、たまに標準語の生活。



校内では、方言を使ったら「私は方言を使いました」という札を胸に下げられ

友人が方言を使っているのを見つけて先生に報告すれば、「罰札」は

友人に・・・今思えば「密告合戦」みたいで、本当に嫌になる。



こんな事までして、方言を話させまいとしていたのは半世紀以上前。

今や「方言を使いましょう。後世に残しましょう」と真逆のことを言う。



悲しい事、残念な事だけど方言は廃れゆく運命にあるような気がするのは

ばばだけだろうか?



じじとばばは、たまには家でも方言で会話するし

出先でも、気心知れた先輩や同級生・後輩とは方言で話す。



じじとばばで話す場合でさえ、校区が違うので

意味の分からない言葉や言い回しがあり、意味を説明し合って「納得!」

という事が良くある。



方言は校区・集落毎に微妙に違うところが又面白い。



「島の宝=方言」。

でも、時代の流れと共に今や「絶滅危惧」の1つだとばばは思う。

遺したいけど遺せない・・・ジレンマ。



方言はとても難しいけれど、その方言で作詞された島唄は

方言以上に難しいと思う。

島唄を唄える人も少ないけれど、過日、「島唄・島口の祭典」が開催された同日夜

文化会館で、奄美群島5つの島の若い歌姫5人の歌謡ショーもあり、

チケットは早々に完売したと聞き嬉しかった。



島の古き良き文化「島唄や島口」遺していけたらいいですよね。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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