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読んだ、泣いた、会いたいよ〜〜

by ばばの日記

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3月22日(金)晴れ時々曇り

今日も、午前中は倉庫の片付けに行き、台所用品の整理をしていた。

奥の方にはアルバムや書籍もあったので、

そこを片付けながら、お鍋やお皿等を整理していたら

途中、アルバムの中から手紙が出て来た。

広げて読んでみると・・・
手紙

「じいちゃん85才の お祝い おめでとうございます。

じいちゃんは とても きようで 木や手ぶくろを使って上手に

つるや亀を作ってくれましたね。

それに私たちが花徳に行く時必ず みかんの季せつには 

みかんを用意して待っていてくれました。

じいちゃんは無口だけど じいちゃんの話すことや することを見ていたら

やさしさが よく分かります。

お母さんは 生まれてから じいちゃんにおこられた記おくが ないそうです。

それから じいちゃんと ばあちゃんは とても働き者で 朝暗いうちから

夜おそくまで いっしょうけんめい 働いて 子供達を 育ててくれたそうですね。

お母さんは、そんな じいちゃん ばあちゃんを

世界で一番そんけいしていると 言っています。

私も じいちゃん ばあちゃんが大好きです。

三月には ジャズバンドとブラスバンドで えんそうをしますので

又 ききに 来て下さいね。

私も じいちゃん ばあちゃんの様な やさしくて はたらき者の人になりたいです。

じいちゃん 泉しげちよさん(長寿世界一に認定された方)の 記録をぬくぐらい 

元気で長生きして下さい。」と書かれていた。(原文のまま)

読み始めた時は、3姉妹のうち、誰が書いたのだろうと思っていたが

最後まで読んで末っ子が書いたのだと分かると同時に胸がいっぱいになって

涙が出て来た。

「お父さん、お母さん、もう一度会いたいよ〜〜〜〜〜」と心の中で叫んでいた。

ばばは、娘やじじにも、「尊敬する人は自分の両親!」とずっと話していた。

両親とも、明治生まれで尋常高等小学校しか出ていなかったけれど

色々な知識や、生きる力、人としてどんなことが大事か?

小さい頃から、ずっと話してくれ、時には行動で教えてくれた。

あの両親あってこそ、今のばばの生き方があり、

亡くなった後も、ずっとばばを支え続けてくれていると言っても過言では無い。

両親との思い出は書ききれないほどある。

亡き両親を思いながら、ふと、倉庫の棚の上を見ると父が作った飾り物があった。

材料は全て、廃材とか、身の回りにある物を工夫して使っている。

お猿の飾り物は、きっと父か母の「歳の祝い」の時に作った物だと思う。
お猿

海で拾ったであろう枯れ木の根っこ?梱包用のビニルテープ、スポンジ

軍手などが使われていて、我が娘達の使い残しの絵の具で細かく色付けもされている。

又鶴と亀の飾り物も、鶴は軍手が使われ、亀は海岸で拾ったであろう椰子の実を

使っていて、細部まで細かく色付けされ、紅白の水引もかけたりしてされている。
鶴と亀


本当に手先が器用だったんだなと思うことだった。

庭木も鶴と亀の形に剪定したりして楽しんでいたなぁ・・・。

農業をしながら、地区で真っ先に鉄筋の家を作り、兄やばばを大学まで行かせてくれた両親。

母は礼儀作法とか決まりを守ること等に対しては極端に厳しかったが

父は、生涯、声を荒らげることころを見た事が無い。

母を呼ぶ時も「ウイ(標準語では、あなた)」と呼んでいた。

母も寡黙な父を支えながら本当によく頑張っていたと思う。

自分が社会人になり、結婚し、妻となり母となって、厳しかった母の教えは

何一つ間違ってはいなかったと思った。

両親が元気なうちに、もっともっと「大好きだよ、尊敬しています」という気持ちを

伝えておけば良かったなぁ・・・・と後になって強く強く思った。

父が亡くなって27年、母が亡くなって23年。

姿は消えてしまったけれど、未だに、ばばを心身ともに支えてくれている両親に感謝です。

娘よ、じいちゃんへの優しいメッセージありがとう!

このメッセージ、あなたが4年生の頃、じいちゃんの「85才の歳の祝い」の時に書いて、

みんなの前で読んでくれたんだね。

このメッセージは「宝物」として大事に大事に遺しておくからね。

娘のメッセージから亡き両親へ思いを馳せたり、

又、今の家族に感謝の気持ちを強くした 今日のばばです。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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