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もしも・・・

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ






7月16日(金)晴れ

今日は、用事があって午前中、2時間ほど、お出かけして来た。

あと2時間ほどは、ばばの自由時間。

先ずはブログを書いて・・・・・

過日、友人とメールをやりとりする中で、

友人が「天国と話せる電話があれば良いのにね」と言った。

そうだよね、天国と電話が出来るんだったら、話したい人はたくさんいる。

クチナシ

今日7月16日は、母の命日。

母が亡くなって、もう26年もの月日が経った。

明治40年生まれの母。

ばばが、きかん坊だったから、小学生の頃までは、とにかく厳しかった。

ばばは、兄弟姉妹の中で、一番の怠け者で、きかん坊だたっと思う。

小学生上がる前、母がばばを家の真ん中にある柱にくくりつけた事があった。

ほんの短時間で、すぐに紐をほどいてはくれたが、未だに忘れられない。

よっぽど悪い事をしたんだろう。

とにかくばばは、怠け者で、家族全員が刈り取った稲を脱穀をしているのに、

逃げ出して、屋上に上がりしたから見えない様に、寝転がっていた。

6月か7月、日差しの強い時期だった。

あまりの暑さに、屋上から降りて、手伝いを続けたが、

なぜ、あんなに怠け者だったんだろうと?今思えば、自分でもあきれる。

当時は、学校に行く以外、ずっと家の手伝いをしていた。

田植え・稲刈り・牛の草刈り・芋掘り・落花生植え付けや収穫・麦刈り・洗濯

数え上げれば切りが無いくらい。

学校から帰ると、庭に棒きれか何かで「今日はどこそこの畑に来なさい。

おやつは○○」と母が書いてあった。

おやつを食べるとすぐ畑へ行き、夕方まで両親、姉妹一緒に働いた。

暇な時には、母が宿題など見てくれる事もあった。

入学前、数字の3は鳥が飛んでいる様な形に、4は、カタカナの「カ」に、

8は○二つくっつけてダルマさんの様に書いていたばば。

母は、根気よくばばに教えてくれ、やっと書ける様になった時は嬉しかった。

又、方程式の勉強で、ばばが分からなくて困っていた時

母は、鶴と亀の足の数を例に、解き方を教えてくれた。

又、諺を色々教えてくれたり、「自分より困っている人が居たら

いつでも助けてあげなさい」と常々言っていた。

学校の校則など、少しでも違反?は許さなかった。

前髪は必ず眉の数センチ上で切られ、制服のスカート丈なども厳しかった。

子供の頃は「何で、うちの母だけこんなに厳しいの?」と母に反発したり

「家出をする!」と宣言して、数軒隣のおばさんの家に行ったりもしていたなぁ。

厳しい母が嫌いだったけど、年を重ねる毎に「母の言った事が正論だった」と思い

自分のあまりに勝手な言動等が思い出され、母に申し訳なかったと思うようになった。

母が厳しく躾けてくれなかったら、ばばは、どんな大人になっていただろう?と

思うと、感謝の気持ちしか無い。

母はよく「親孝行、したい時に親は無し」とも言っていた。

それで、ばばは中学生の頃、自分の進路をしっかり決め

やりたかった仕事に就いた。

じじと結婚して、娘たちが誕生してからは、

毎週末、姉の親子、ばばの家族で実家へ通った。

毎週、おやつや夕食を準備し、ばば達が行ったら

ニコニコと孫たちの話を聞き、じじやばばと話し本当に嬉しそうだった。

ばばが結婚して、孫たち(甥っ子や我が娘)が都会へ出るまでの間

両親と楽しい時間を共有できて、本当に良かったと思う。

ばばは、50歳になった時、職場から帰宅する車中で

急に「お母さん、あと何年元気でいてくれるだろう?」と思うと

悲しくなって、泣きながら実家へ向かっている事が、よくあった。

人間いつかは「別れの時が来る」と分かってはいても、

ついつい目をそらしてしまう自分が居る。

母との別れも呆気なかった。

体調を崩し、入院していた病院から、ある夜連絡があって

駆けつけたんだけど、目の前で母は旅立った。

あの夜、2階から1階へ下りて車庫へ向かう時、階段の下で

何故か風が渦巻く様に木の葉などを吹き動かしていた事を忘れる事が出来ない。

母が亡くなって、今日で26年。

あっという間だった。

姿は見えないけれど、きっと遠くからばばを見守っていてくれると信じている。

もし、友人がメールで言ってくれた様に、天国と電話が繋がるなら

現在のばばを見て、母は何と言ってくれるだろうか?

ばばは、今なら心から母へ感謝の言葉を伝えられると思います。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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