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<< 家族のこと - 2009年9月の記事 >>

じじ、何歳になった?

by ばばの日記

9月28日(月)晴れ

じじ〜〜〜、誕生日おめでとう!!!

じじは今日で何歳になったのかな?

今日から後約2ヶ月、じじはばばより2歳年上になるんだよね〜。

今年も、元気で誕生日を迎えることができて嬉しいね。



じじ、もう、そろそろカミングアウトしても良いかな????

ほら、あのこと。。。。。



これからのばばの人生にあっては欲しくないことなんだけど。。。。。。

その、あってほしくないことがあったのは4週間前の夜。




実は、ばばが救急車を呼んだのだ。

毎日のように走る救急車。

あの「ピーポーピーポー」という音を聞くと、ドキッとする。

ましてや夜中、近所で救急車が止まろうものなら、窓を開けて覗かずにはおられない。

実際、近所の方が何回か救急車で運ばれたこともあり、

そういう日は(どうしたんだろう?大丈夫だったかしら?)と

野次馬根性かも知れないが気になる。


救急車やパトカーにはなるべくお世話になりたくないものだといつも思っているのだが。。。


忘れもしない、9月2日、午後10時30分。

ばばはパソコンの前に座ってテレビを見ていた。

すると、突然「ドォ〜〜ン」という音が!!!!

きっといろいろな物を積み上げてある棚の上から何かが落ちたんだろうぐらいに思って

しばらくは気にもとめないでいた。

ところが、何となく胸騒ぎがして自分の部屋のパソコンの前にいるであろうじじを呼んだ。

いつもなら、すぐ「ハ〜〜イ」と返事をするじじの声がしない。

慌ててじじの部屋へ走った。途中、トイレの入り口を見たばばは心臓が止まるかと思った。

じじが、トイレの入り口のボ〜〜ッと座っていると言うより崩れ落ちてへたり込んでいる。

その顔色は夜目でも真っ青に見えた。

「じじ〜、じじ〜大丈夫????」と言いながら必死に声をかけた。

「う〜〜ん」とか細い声で答えるじじ。

次にじじの顔をもう一回見たばばは、卒倒しそうになった。

じじの左眉の横に黒い線が。。。。。

切ったのだ!!!咄嗟にそう思った。

そして、その黒い線をそおっとばばの右手で押さえて離すと

ばばの手のひらが血で真っ赤になっていた。

「じじ〜大丈夫?待ってて」と言いながら慌てて包帯を探し傷口を押さえ

その間もじじに声をかけ続けた。

「救急車呼ぶから!!」と言うと、じじは「大したこと無い、すぐ血も止まる」と言う。

しかし、じじの顔色、物言いから「普段のじじと違う!」と感じたばばは

電話に走って救急車を呼んだ。

家の場所を正確に教え、「なるべくサイレンを鳴らさずに来ていただけませんか?」とお願いした。

「それはできません」と言うので

「それでは、なるべく遠くでサイレンを止めてきていただけませんか?」とお願いした。

ばばの家は、昔の本通りに面していて、スナックなども多く

もし、救急車が止まろうものなら、野次馬がわんさか覗くことは必至。

夜中に、大騒動になってしまう・・・一瞬のうちにいろいろなことが頭をよぎった。

電話後も、じじに声をかけながら救急車の音が遠くに聞こえ始めたら

階段を駆け下りて道へ出、手を振って救急車の方に合図した。

運転手さんを含めて3名が駆けつけてくださった。

救急救命士さんたちは家の中に入り、じじに声をかけ、

どういう風にして担架でじじを下へ運びおろすか相談している。

ほとんど朦朧としているじじはとても重いらしい。

食事をするテーブルの横から運び出すか、座卓の横から運び出すか・・・・

結局、座卓をどかせてそこから運び出すことに。

でも。玄関に降りて階段を三段ほど下り、その後方向変換をして

又階段を15段ほど下りなければ道路に下りられない。

階段もけっこう急で救命士さんたちも大変そうだ。

彼らもじじの声をかけ続けてくれている。

じじは何かしら答えてはいるようだが会話にはなっていない。

道路に出ると、案の定、近くのスナックやご近所の二階などから

たくさんの人が救急車を覗いている。

お隣さんは車のそばまで来て一緒にじじの乗った担架を救急車に乗せてくれた。

ばばはそのまま救急車の乗り込むべきか、自分の車で行くべきか迷ったが

結局、自分の車で救急車の後を走った。

病院までわずか1分もかからないほどだった。


午後11時45分。

すぐに救急治療室にじじは運び込まれ、血圧を測り心電図を撮った。

お医者さんも看護師さんもテキパキ動いた。

「先生、大丈夫でしょうか?」とばばが聞くとお医者さんは「大丈夫ですよ」と・・・・


良かったぁ〜〜〜。ばばは全身の力が抜けたようになった。



「処置をしますので廊下で待っていてください」と言われたので指示に従った。

その時になって救急救命士さんたちの姿が見えないことに気付いたばば。

パニックになって、しっかりお礼も言わずに・・・・と悔やんだが後の祭りだった。



約20分後、お医者さんが出てこられ「もう大丈夫ですよ。

何針か縫いましたがおそらくきれいに傷口はふさがってくれるでしょう」と言ってくれた。

その後ばばを室内に呼んでじじが倒れた時の様子など詳しく聞いたので

なるべく詳しく話した。


このときほどお医者さんが神々しく見えたことは久しくなかったばば、

「有り難うございます」と何回も何回も頭を下げた。

「念のため、点滴をしましょう」と言われ、じじは点滴室へ運ばれた。

そこで、約1時間かけて点滴をした。

その頃になるとじじも正気づいて、

「僕一体どうしたんだろう。全然記憶がない」と言う。

救急車に乗せられたらしいことは分かったらしいが

救急救命士さんたちがなんと言ったのかなど全く記憶に無いという。

しばらく意識不明になっていたらしい。

点滴を受けながら色々話したが、トイレに行こうと思って

トイレの前まで行ったところで、急に意識を失ったらしい。

「ドォ〜〜ン」という音は、じじがトイレの入り口の柱の角に

頭をぶつけ、へたり込んだ時の音だったのだ。


点滴は順調に進み、午前0時25分頃には終わった。

じじも元気が出てきたので、ばばの車で自宅へ戻った。

その時も、お隣さんが駆けつけてきて「じじさん、大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。

その時、じじは履き物も履かずに救急車に乗ったので裸足のままで

裏階段から自宅へ上がっていっていた。


家に着くとじじは「傷口がドックンドックン、脈打つように痛い」と言っていたが

いつの間にか寝ていた。

じじの普段と変わらない寝息を聞きながら「良かったぁ〜本当に良かった」

と改めて思った。


いつも他人事のように聞いていた救急車の音。


今回ばかりは当事者として救急車にお世話になってしまったじじとばば。

夜中でもすぐに駆けつけてくれて、本当にありがたいですね。

それに、病院でも、すぐお医者さんが対応してくれてありがたかった。


じじは翌日、傷口の消毒に行き5日後には抜糸し、順調に回復した。


じじのこのアクシデントを高齢の母には心配かけては・・・と内緒にしていた。

でも、周囲から情報が入るのはいやだから3日目にじじが自分から話した。

母もびっくりしたが、その晩で帰れるくらいだったし

何も心配いらないからね〜〜〜と強調した。

実際元気なじじが目の前にいるわけだし、母も安心したよね。


しかし、それから約1週間たって、親戚のおばさんがすっ飛んできた。

「じじさんが前の病気が再発して救急車で運ばれたんだって?」と心配げに話すおばさん。

じじが救急車で運ばれたことが色々な憶測と噂に尾ひれがつき

町を駆けめぐったようだ。

事実を話すと「あっ、そう。それは良かった。本当に心配したんだよ」って。

噂、「人の口」って怖いものですね。


こんなアクシデントがあったが、じじは先日も上京し

無事定期検診を終えて帰ってきた。


そして・・・今日は誕生日。

朝起きて、真っ先に「じじ〜誕生日おめでとう!」って言ったよ。

じじは、びっくりしたみたいだったけど

午前中に娘たちから「ハッピーバースデイ」メールが入り嬉しそう。

何歳になっても、いや、年を重ねるごとに

元気で誕生日を迎えることができたことを感謝しなければいけないなと思うようになった。


今日は、ささやかながらお赤飯を炊いて(じじはあまり好きではないらしいが・・)

お祝いしようと思う。

さぁ、そろそろ赤飯が蒸し上がったようですよ〜〜。



いつもは、じじにさんざん減らず口を聞くばばだが

今日だけは、特別。

じじのわがままも少しは聞いてあげようかな?

夕方の刺身買いにも、文句言わずに行くからねぇ〜。


周囲からはいつも「若い」と言われるじじだけど

これからは今まで以上にお互い健康に気をつけて生活していこうね。

そしていつまでも仲良く、娘たちのお手本となれる「親」「夫婦」でいようね。


面と向かっては言えないけれど、

「じじ、いつも家族を優しく包んでくれて有り難う!」

特に欠点だらけのばばを叱ることも、怒ることもせず

優しくフォローしてくれてありがとう!!!

これからもよろしくね〜。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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