by ばばの日記
徳之島じじとばばのブログ
12月9日(水)小雨
夕べはずっと雨で、今日も未だに小雨。
今朝、じじが「これで水不足の心配は無いだろう」って言ってた。
数週間前には「雨が降らないので、川の水量が減って・・・・
節水に協力お願いします」って、防災無線で放送されていたから、先ずは良かった、良かった。
さて、ここ数日、島外に暮らす友人や知人に送り物をしていた。
中身は、島の商品を・・・と、おやつ類を入れていた。
荷物にして送る時、近くのお店でお願いできるので、とても助かっている。
で、荷物を送る時は、送り状に中に何が入っているか書かなくてはならない。
ばばの島外の友人知人、徳之島の「サタマメ」や「味噌マメ」が好きって言う人が多い。
そこで、ほぼ毎回、入れている。
サタマメとは「砂糖マメ」のことで、ピーナツの実を炒って皮を剥き、煮溶かした黒糖を絡めた物で
島では「ガジャ豆」とも言う。
味噌マメは、ピーナツに、味噌と砂糖を混ぜた物を絡めてサラサラに仕上げてある。
子どもの時食べていた味噌豆と言えば、ピーナツを油で炒め、
粒味噌と白糖を混ぜた物を絡めて作っていて、味噌多めで、ご飯のおかずにもしていた。
当時は「アンバ ミシュ」って言ってたかな?「油味噌」という意味だが
ピーナツが入っているから「油豆味噌」とかも、ばばや友人は言っていた。
先日も、荷物にはサタ豆と味噌マメを入れて、送り状にもちゃんと書いた。
ところが・・・・・
荷物を預けに行った時、お店のお姉さんが「ばばちゃん、あのね・・・」と話すには
送り状に「サタマメ」と書いてあったら、荷物の集配さんが
「これは、書き直しておきますね」と言って「黒糖マメ」と書き直して荷物を持っていったそうだ。
これまで、ずっと「サタマメ」で通っていたのに、何故?と思って聞いてみると
「サタマメと書いたら、都会の郵便局の人が分からないらしいの」って。
えぇ〜〜〜〜っ、ビックリ!ビックリ!
確かに、都会の方は「サタマメ」って、意味が分からないかも知れないね。
不審物に間違われることでもあるのかなぁ・・・・
「マメ」の意味は分かったとしても「サタ」の意味が分からないのかなぁ?
ばば年代の島ンチュ(島の人)は、キビ作りが盛んな頃に育ち
黒糖作りも目の前で見た人も多いと思うけれど、若い人達はそんな経験も無いだろうしね。
子どもの頃は、黒糖は「クルザタ(黒い砂糖)」、白糖は「シルザタ(白い砂糖)」って言ってたよ。
それに、固形にする前の水飴状の黒糖を「ガンザタ=原糖?」って言ってた。
ガンザタ、美味しかったなぁ・・・・と、書きながらも
自分のキビ畑に作られた製糖工場で、父や隣近所、親戚のお兄さん達が
黒糖を作っていた事を懐かしく思い出しているばば。
たまたま、お店のお姉さんが話して下さらなければ、
ばばは、荷物として送る時、ずっと「サタ豆」と書き続けていただろうな。
自分で分かっているから、他の人も分かったいるはず・・・と思い込んでいることが
他にも多々あるかも知れないから、気をつけなくちゃいけないな・・・・
そう言えば、一昨日、M君からもらった生椎茸、島の方言では「ナバ」って言ってた。
この「ナバ」って、どんな漢字を当てれば良いのか?想像もつかない。
言葉って、難しいなぁ・・・・
徳之島じじとばばのブログ 主管理者 ibuchanじじ&ばば