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自然のこと - 2010年1月の記事
01/16(土) 12:55
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01/08(金) 15:33
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部分日食

by ばばの日記

1月16日(土)曇り

昨日、午前中姉が買い物途中に立ち寄り

「今日は部分日食が何とか、かんとか言ってたけど・・」と言った。

そう言えば、じじも一昨日から何か言ってたなぁ・・・・


昼寝から覚めたじじが「今日は伊仙町の海岸かどこかへ行って

日食を撮してこようかな?」と言った。

「じゃ、ばばが運転する!」と申し出た。

姉にも電話して一緒に行くことにした。

じじは、去年の夏に使った「日食めがね」を出したり

セロテープとはさみを準備したり、カメラの準備ぬかりなく・・・・

ばばは、ホットコーヒーとお菓子と、栄養剤と、あめ玉と・・・・

鞄に詰めて4時に出発。


伊仙町の鹿浦大橋を目指して走る走る。

西日に向かって走るので眩しいけれど、それだけ天気が良いということだから

きっと、素晴らしい部分日食が見えることだろう。

日食は4時45分頃から始まるとじじは言う。


じゃまにならない所に車を止めスタンバイ。

ばばと姉は林の中を抜けた所からも見えるのではと、

低いまばらな木々をかき分けて奥へ進んで絶壁まで行くと

目の前には遮る物のない太平洋が洋々と広がっている。

「じじ〜〜〜ここも絶好の場所だよ〜〜」と叫びながら車の所へ走っていくと

じじがなにやらゴソゴソしている。

????????と思いながら傍へ行ってみると

「僕って馬鹿だなあ・・・」とじじ。

「何で?」と聞くばばに「せっかく準備した日食めがねを忘れてきた」って・・・・

まっさかあ〜〜〜それはないでしょう、じじ。

家に帰るには約1時間かかるし、家からも、高台からも落日は見えないので

ここまで来たんでしょう〜〜〜まったく〜〜〜。

仕方がないので、ある物で代用できないかと車の中を見る。

黒いビニル袋があったのを思い出し、引っ張り出して太陽を見るが

ボヤァ〜〜〜〜っとぼやけて光が見えるだけ。

じじが、あるスーパーの厚手の青い袋を見つけ、適当な大きさに切り

「これが良いかも」と言う。

はさみで適当に切ってカメラのレンズに被せては太陽を見る。


1枚・・・2枚・・・・3枚・・・・

それぞれ、太陽の見栄具合を確かめつつ増やしたり減らしたり・・・・

一応3枚が良いかと、切ったビニルをビデオのレンズに貼り重ねる。

カメラの方はレンズを出したり引っ込めたりしながら調節して

ばばが手でしっかり握ったりゆるめたりする。

もう、日蝕は始まりかけているのに・・・・・


何とかカメラの準備ができ、姉とばばもビニル袋を切って

二つに折ったり、三つに折ったりしながら目に当て、沈み行く太陽を見つめる。

濃いオレンジ色の太陽の右下の部分が欠けだした!

ワァ〜〜〜感激!!!!

しかし、じじのビデオにも普通のカメラにもちゃんとした映像は映っていない。

じじは、もう撮影する意味が無いから帰ると言い出す。

ばばは帰りたくない。

だって、ビニル越しにきれいに日蝕が見えているんだもの。

じじをなだめ、空を見上げ続ける。

じじも諦めつつも名残惜しそうにビデオで、カメラで時折写し続けている。

ばばたちの後ろをひっきりなしに車が通る。

ふと見ると、運転手さんや乗っている人たちは

不審なまなざしでばばたち3人を見て通り過ぎて行く。

何十台もの車が行き交う。

いいもんねぇ〜〜〜。

ばばたちは天体ショーをみているんですよ〜〜〜。

・・・・と、一台の車がばばたちの後ろで止まった。

車からばばの知人が降りてきて「何をしているんですか?」と聞く。

「太陽を見てごらん」と青いビニルの切れ端を渡す。

空を見上げて「わぁ〜〜きれいに見える!」と感動している。

右下からだんだんだんだん欠けていく太陽・・・・・

無意味かも知れないけど、じじはカメラを回し、

女性陣は「何枚で見た方が一番見やすい?」などと言い合いながらじぃっと空を見る。

15分くらい経ったであろうか?

知人は「帰りながら、途中途中で空を見ながら帰ります」と、又車へ戻って行った。

その後もひっきりなしに車は行き交い、

ほとんどの人たちがばばたちの方をちらちら見る。


そうこうしているうちに時刻は5時を過ぎた。

・・・と、橋のたもとの方から男女3名が来て、

「もう間に合わないかも知れない」と言いながら

ばばたちと反対側でやはり西の空へ向かってカメラを構えた。

ひとりは立って、ひとりは座って・・・・

女の人はやはり、ばばたちと同じように青い物を目に当てて空を見ている。

そのうち、彼らの後ろには郵便屋さんが来て、

バイクを止めて彼らと一緒に空を見始めた。

しばらく経って今度は定期バスが来て止まった。

運転手の他に、高校生らしき女の子がひとりだけ乗っている。

運転手さんはバスを動かす気配もなく・・・・・・・・

時間を気にしてヤキモキするのはばばだけ?

昔「♪田舎のバスは〜〜〜〜」って歌があったけど

まさか、橋の上に車を停めて日食を見る???とは・・・

もしくは、お客さんの女子高生に日食を見せてあげている????

それとも、あまりに早く目的地に着きそうなので時間調整で停まってる???

橋のたもとに、郵便やさんのバイクと定期バスが

10分以上停まっているって、普通じゃ考えられないよねぇ〜〜〜。


走行して、ばばがあちこち気を取られている間にも

欠けゆく太陽には雲がかかったり

その前方をねぐらへ帰る鳥が数羽飛んだり

漁船がゆっくりと進んで行ったり・・・・・・・

見ていて飽きない。


刻一刻と太陽は小さくなっていく。

初め、右下の部分が欠けていたのに、

沈む前には右側が大きくえぐれた三日月?か、大きなバナナのような形になった。

苦心惨憺していたじじも、

「おっ、フィルター無しできれいに見えるぞ!」と喜びの声を上げた。

夢中でカメラを回すじじ。

姉とばばも、裸眼で必死に今沈まんとする太陽の姿を追う。

6時少し前、スゥ〜〜〜〜ッという感じで太陽は海の彼方へ没して

ばばたちの視界から消えた。

と同時に、ばばたちは「ふぅ〜〜〜」っと吐息を漏らした。

フィナーレは素晴らしかった。

筆舌に尽くしがたいほど・・・・・


家を出てから、約2時間。

最高にヤキモキもしたけれど、素晴らしい天体ショーだったとばばは思う。

昨夏の皆既日食はあいにくの曇天ではっきりとは見えなかったが

今日の部分日食は、この目でしかと見届けたぞ〜〜〜わぁ〜〜〜い。


太陽が姿を消して辺りは急に暗く寒くなってきた。

急いで車に戻り、ホットコーヒーと甘い物を少々補充して

さぁ、帰るぞ〜〜〜〜〜。

車のライトを付け安全運転で6時40分頃無事帰着。



今日のじじの写真日記や動画には

苦心の末、何とか収めた画像がアップされていると思う。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

ふるさとの海は・・・・

by ばばの日記

1月8日(金)曇り

1月3日、空港帰りにばばと、姉、次女でばばの実家に寄った。

娘たちが幼かった頃は毎週末、家族でばばの実家へ行き

両親と一緒に夕食を共にするのが恒例であった。




両親が亡くなって、やがて20年になるがいつ行っても実家は良い。

なるべく一月に3回は通うように心がけているし、

我が3姉妹も帰省の折には連れて行きたいと思っている。


今回、娘たちが帰省した時も、しぜんと幼かった日の思い出話が始まり

話の中で、次女と三女だけで実家近くの海へ遊びに行った話が出た。

その海は「フンニャトゥ浜」。

この海へは、ばばも何十回と通った。

母が漬け物を作るための大根をカゴの一杯背負い、

ばばは、その母の後から付いていった。

海へ着くと母は大根を一本、一本塩水で洗うのだった。

ばばは、気分によって手伝うこともあれば、作業をする母の近くの砂浜で

貝殻を拾って遊んだりしていた。

懐かしいなぁ〜〜〜フンニャトゥ浜。


娘にとっても、ばばにとっても懐かしい場所。

よしっ、行こう!と決断、車を走らせた。

我が家からは車で、ほんの2,3分。

あっという間に、浜に着いた。

娘が話し出す。

「小学校低学年の頃、ひかち(三女)と二人だけで遊びに来た時、

イソギンチャクを見つけたの。

そこで、二人でイソギンチャクの口に花林糖を入れたら

ムシャムシャ美味しそうに食べたの。

しばらく経って、もう一回上げようとイソギンチャクの所へ戻ったら

花林糖は吐き出されていたの。あのイソギンチャクまだいるかなあ〜〜〜」って。


まさか、もうあの当時のイソギンチャクはいないだろうけど

何世代か後の子孫がいるかもね・・・・なんて話しながら

岩場を覗くと・・・・・・・・・・・・・・

当時のイソギンチャクの子孫かどうかは分からないけれど

たくさんのイソギンチャクがいた。

わざと、娘をイソギンチャクのいる場所に残し

姉と二人は砂浜を散策。

すると、いろいろな小さい貝殻がたくさん落ちている。

形も色も様々。

ばばも、子供の頃に帰ったような気持ちになり一生懸命貝殻を拾った。



娘は、まだ、イソギンチャクと会話している?????


ばばと姉が砂浜を歩いていると、長さ20センチ前後の魚が砂浜に打ち上げられていた。

5メートル間隔ぐらいで3匹も・・・・・

どうしたのかな?

そして、4匹目は白っぽい細長い魚。

口が尖り、その中には鋭い歯が見えていて、しっぽがキュッと細くなっている。

ちょっと気味が悪い。

「ウミヘビかな?」などと言いながら避けて通る。



娘が戻ってきた。

「今日はイソギンチャクにあげる花林糖を持っていなかったから

細い珊瑚を口に入れてきた」って。

オイ、オイ、いくら何でも珊瑚はないでしょう・・・・・

笑いながら3人で貝殻拾いを続けた。


しばらく経って、ひとり留守番をしているじじのことが気になり

帰ることにした。

車の中でも、海が昔と変わらずきれいだったっと感想を話す。

パッと見には、海は変わっていないようだけど

流れ込む赤土、投げ捨てられたゴミ、やはり気になる。

ばばが幼かった頃と比べ、砂浜がグンと狭くなっているような気がする。


ふるさとの山も海も川も、いつまでも青く清くあって欲しいと願うけれど

それには、ばばたち人間が自省しなければならないことがたくさんあるような気がする。


あの日、拾ってきた小さな貝殻はガラスの小瓶に入れて残しておこう。。。。。。

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