by ばばの日記
徳之島じじとばばのブログ
9月29日(土)雨風やや強し
台風17号の影響が少しずつ出始めたなぁ・・・・
夕べの状況では(台風、本当に来るの?大したことないんじゃない?)なんて
侮っていたけれど・・・・
今朝から風も強くなってきた。
それでも、大工さん達頑張ってくれてるよ〜。
ばばとしては、こんな悪天候の日は帰路の安全の為にも
早めに切り上げて欲しいんだけど、まぁ、プロだから任せましょう。
今朝は、飲料用の水を汲み置いたり遮光ネットを取り外したり・・・・
念には念を入れ、被害を最小限に食い止めなくちゃね。
子供の頃は、台風が来ると嬉しかった。
学校が休めるのが一番嬉しかったのかもね。
台風も10月頃、大きな台風が来ていたような気がする。
何故かと言うと、集落のミカンのある家を走り回って
強風で吹き落とされたミカンを拾って食べていたから。
ミカンが食べられる季節と言えば、10月以降頃からだった?
それとも11月だったのかなぁ・・・・
台風が来ると、いつもより早起きして、まず自分の家の落果したミカンを拾い集め
それから、小さな篭を背負ってミカンのある近所のお宅を走って回り
ミカンを拾い集めてくる。
その後は、家の中で拾ってきたミカンを食べる、食べる・・・・・
当時は甘いお菓子なんかは無かったから、おやつ代わりにミカン。
ばばは、今でも果物の中でミカンが一番好きだけど
そのルーツは、幼い頃の台風の時の生活にもあるのかも知れない。
ミカンの木が4,5種類あって、季節になると食べ放題。
実家には今でも3種類のミカンの木があり、たくさんの実を付けるよ。
一番甘いのは喜界ミカン。
皮と実の間に隙間があり?果実は外見よりだいぶ小さいけれど甘くて大好き!
タジバナ・・・・果実の上の方にまん丸い出っ張りがあるよ。
義母はこの出っ張りのことを「オヘソ」と言っていた。
お正月過ぎる頃に黄色く熟すると果汁も甘いけれど
青いうちの果皮の香りがばばは好き。
喜界ミカンほど甘くは無いので、果汁を搾って
じじが刺身を食べる時「酢」の代わりに使っている。
旬の頃搾った果汁を冷凍しておけば、1年中使えるよ。
デーデーグネィン。(グネィンはミカンの方言.普通はクネィンと言う)
デーデーの意味は分からない。
音感からすると・・・・橙?それとも「大きい」の方言の「ダイバン」と関係あり?
夏ミカンほど位の大きさがあり、正月過ぎてから熟するよ。
外皮を剥いて、後は薄皮も剥いて「夏ミカン」を食べるのと同じ食べ方をするよ。
このミカンは、お正月の鏡餅の上にも飾っていたような気がする。。。。。
ばばが子供の、実家集落は旧正月だったよ。
このミカン、去年も数十個実を付けたけど、ばばが実家に行った頃は
ゴロゴロ落果していた。
勿体ないので、何個か拾って持ち帰ったけど
結局食べずに捨てた。
2,3年前に気づいたけれど、実家の台所の前庭に
何故か分からないけれど、酸っぱい小さな実を付けるミカンが生えていた。
こんな小さくて酸っぱいミカン、誰が植えたのだろう?
両親が亡くなった後に、誰かが投げ捨てたタネから育ったのかなぁ????
先日、台風後、実家へ行った時にこのミカンが色づいていたので
試しにと千切って皮を剥いたけれど、果皮がシワシワで
汁気は全然無かった。
食べても美味しくないし、木を切り倒しても良いけれど
2メートル以上大きくなった木を切り倒すのも可愛そう。
このままにしておきましょ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今、11時22分。
風が先ほどより強くなってきたような気がする。
裏戸を開けて、両親宅を覗いてみたら
大工さん達はまだ頑張っている。
屋内作業だから、頑張ってくれているんだろう。
ありがたいなぁ。
幼い頃は不埒にも台風が来たら大喜びしていたばば。
農家だった両親の心配も考えずに、学校が休め、
大好きなミカンが食べられるというだけで「台風歓迎!」だったんだよね。
当時、大切な収入源だった稲やサトウキビの被害など
考えたことも無かった。
今にして思えば、いくら懺悔しても許されることでは無いね。
台風17号の被害が出ないことを祈りながら、今日はブログを書いたよ。
徳之島じじとばばのブログ 主管理者 ibuchanじじ&ばば