by ばばの日記
徳之島じじとばばのブログ
11月2日(日)曇時々小雨
第35回徳之島町文化祭に行って来たよ〜。
1時30分から舞台発表だったので、間に合うように家を出た。
文化会館の駐車場はどこも満杯。
仕方が無いので、海岸まで行って駐車した。
会場はほぼ埋まっていたが、何とか中央辺りに席を見つけ座れた。
奇しくも、右隣は実家集落の従兄弟兄さん、
左隣は、ばば最後の職場での同僚のお義父さん。
お二人と話をしながら開演を待った。
定刻開演。
オープニングは、徳之島子ども劇場の子ども達による
歌と表現「だいすきな徳之島・たうせつな徳之島」。
2,3歳児から小学校高学年まで?の子ども達による発表。
元気良くて、とても可愛かった。
プログラムは27番まであり、
内容は歌と表現3・カラオケ2・ピアノ2・社交ダンス1・フラダンス3・
日舞4・朗読1・三味線&島唄7・流舞1・郷土芸能2・・・・・と
盛りだくさんだった。
出演者も3才位の子どもから、80代の方まで。
同じフラダンスでも、しっとりした踊りから
とても賑やかな踊りもあり、
島唄も全て曲目は変わっていて飽きなかった。
島唄や三味線の発表には未就学か、
小学校低学年生くらいの子どももいたが
「浜踊り」とか「田植え踊り」などの伝統芸能発表には
子ども達の姿は無く、ちょっと寂しい気がした。
運動会などでは、校区の皆さんと一緒に
島の伝統的な踊りを踊る学校も多いと思うが
文化祭のような発表の場で、
地域の皆さんと一緒に小・中学生も発表できれば良いなぁ
と思ったりしながら、見ていた。
今日の発表会、どの発表も素晴らしかったが、
中でもじんと心に響いたのは
朗読サークルの方々による、朗読「手紙・切手のないおくりもの」だった。
先ず樋口了一さんの「手紙」を朗読した。
年老いてしまった母親から、子どもへのメッセージ・・・・
朗読を聴きながら、介護施設でお世話になっている義母と
「手紙」に出て来るお母さんが重なって涙ぐんでしまった。
朗読の後「切手のないおくりもの」を
情感豊かに歌うという構成もとても良かったと思う。
いつでも読み返せるように、「手紙」の歌詞をブログに残しておこう。
「手紙」
年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話をする時 同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本の暖かな結末は
いつも同じでも 私の心を平和にしてくれた
悲しい事ではないんだ 消え去っていくように見える 私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを
悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない
足も衰えて立ち上がることすら出来なくなったら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらいことだけど
私を理解して支えてくれる心だけ持って欲しい
きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかり付き添ったように
私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
私のこどもたちへ
愛するこどもたちへ
徳之島じじとばばのブログ 主管理者 ibuchanじじ&ばば