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日記の書き方、他

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ


10月12日(金)晴れ後曇り

「ねぇ〜じじ〜、今日ブログに何書けば良いかなぁ」と聞いたら

「大工さんへのお茶受け、何を作ったか書けば?したことしか書けないし」と。

今、ばばはブログを書くのが日課のようになっているが

小学生の頃とか、夏井休みの宿題に必ず(絵)日記があったよね。

夏休みの日記と言えば、忘れられないことが・・・・

と言っても、ばば自分のことじゃないけど。



ある知人が、ずうっと以前、ばばに話したこと。

知人のお子さん、Aちゃんとしよう。

Aちゃんは、夏休みに入ってすぐから、ドリルなどバンバン進めていた。

ドリルが全て終わったら、今度は日記を書くことに。

でも、日記って、その日、その日のことを普通は書くよね。

ところがこのAちゃん、明日の分も、明後日の分も

明明後日の分も・・・とどんどん書いていったんだって。

勿論、実際にしたことじゃなくて

想像や、自分の願望などを書いていったんだね。

夏休み入って、1,2週間でドリルも絵日記も全て終わってしまったAちゃん。

もちろん、そのごは好きなだけ遊んだんだろうね。



ばばが「Aちゃんのエピソードが忘れられない」と、じじに言うと

「僕も小学生の時の日記には思い出があるよ」と言うので

聞いてみると、じじはAちゃんとは全く真逆のことをしたんだって。

宿題をしていないと、父に怒られるので

あと数日で夏休みも終わる時になって、

数十日分かの日記をまとめて書いたんだって。

それにしても・・・よく数十日分、まとめて書けたね、じじ〜。

ウソ八百書いた本人は、ウソがばれるのでは・・・と

ハラハラしたそうだけど、父も1日1日の日記の内容までは

確かめなかったんだろうね。

初めの方をパラパラッとめくって、後は終わりの方をパラパラッとめくって

「おっ、毎日良く書いてあるじゃないか〜」って思ったのかな?

じじの両親、子供達が小さかった頃は凄く厳しく躾けたんだって。

だから、じじが素直に育ったんだよ〜。

ばばの言うことを「ハイッ、ハイ」と素直に聞いてくれるしね。(本当?)



ばばの両親・・・・

厳しかったと言えば、すぐに母を思い出す。

母は、とにかく厳しかった。

当時は農作業が忙しく、朝から晩まで父と一緒に働いていた母だが

時々、ばばの勉強を見てくれた。

1年生になってすぐの頃だったかなぁ・・・

数字の3と4と8が正しく書けずに、毎日母から叱られていた。

とにかく、何回も何回も書き直しをさせられた。

学校の先生より恐かった母。

数字が上手く書けないからと体罰をしたりはしなかったけれど

行儀が悪い時、例えばお客さんの前で立て膝で座ったりした時は

太ももに青あざが出来るまでつねられた。

言いつけられた仕事をしなかった時は、

家の真ん中の柱に縄でくくりつけられた事もある。

ばばの兄姉で、ばばが一番横着で両親の言うこと聞かなかったと今でも思うし

今になってみれば、両親に、特に母に申し訳なかったと思う。



母は厳しかったけれど、父は一度もばばを叱ったことがなかった。

本当は、ひねくれ者で横着なばばを叱りたかったかも知れないけれど

生涯、ばばに声を荒げたということのない父だった。

その代わり、父は自分の行動で、背中で色々な事を教えてくれたし、

又、諺や歴史上に人物になぞらえたりして

人間の生き方を教えてくれたような気がする。



ばばは、厳し過ぎる母に反抗して、

小学校2,3年生の頃「家出」を決行したことがある。

学校の本と、着替えだけを持って両親や兄姉が帰宅する前に家を出た。



家を出たは良いものの、何処へ行ったら良いか分からない。

勿論、親戚のおじさんや叔母さんもたくさんいたけれど

そこへ行っても、説得されて家に帰されることは目に見えているし

友達の家に行っても、きっと友達の両親がばばを家に連れて行くだろう。

勢いで家は出たけど・・・・夕方になってだんだん周囲が暗くなってくると

心細くなってきた。

当時や人間を惑わしたりして深山などへ引っ張っていくと言う「ケンムン」や

「カッパ」や「お化け」もいると信じていたばば。

公民館と家の間の裏道を行ったり来たりし、

海の見える場所にじぃっと座って居たりもしたけれど、

時間の経過と共に、だんだん恐怖心と寂しさで居ても立ってもいられなくなり

家に向かって走り出した。

ばばが家に帰り着いた時、両親は農作業から帰ったばかりのようで、まだ外に居た。

ばばは、いつもと変わりなく家に入った。

両親は、まさかばばが「プチ家出」から帰って来たなんて想像だにしなかっただろう。

兄も姉も、普段と全然変わらなかった。

しゃかりきになって、プンプンしていたのはばばだけ。

今にして思えば一人芝居をしてしまったようなばばだった。

小学2,3年生で「家出」だなんて、さすが「今のばばの礎はここにあり」かな?



と言っても、今は家出なんか絶対しないよ〜。

じじに「出て行って〜」と言うかも。

そしたら、じじは「ばばは、別宅(ばばの実家)があるんだから

ばばが出て行けば良いよ」って言うかな?

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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