カウンター(Since 2009.8.3〜)
カウンター カウンター
徳之島じじとばばのブログへようこそ! ここは、モバイル・携帯アクセス兼用サイトです。









RSS

Ringworld
RingBlog v3.20h

<< ばばの日記の記事 >>

豚の奥さんよりは・・・・・

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ

7月7日(月)晴れ

大型台風が接近するかも・・・って言われている。

まだ、風は全然強くない。

日差しがきつい徳之島。

台風、逸れてくれますように・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は七夕。

織り姫と彦星、天の川を挟んで、上手く会えるかなぁ。

7月7日といえば、ばばにとっては忘れられない日だよ〜。



ばばがじじと会ったのが、奇しくも7月7日。

それも、時間はほんの10分もあったかどうか?

当時、ばばは家から職場まで車通勤していた。

その日は、夕方から職場の懇親会が予定されていた。

とても暑い日だったので、昼間の汗を流してから

夜の会に出ようと、たまたま帰宅し、風呂に入り

さぁ、再出勤と思っていたところに、

顔見知りの大先輩教員がふたり。

あとひとり、サングラスをかけた若者も。

ばばが玄関を出ようとした時に「こんにちは〜」と

入って来て「庭を見せて下さい」と。

ばばの父は盆栽作りが大好きで、庭木などもきれいに剪定していた。

一旦、玄関を出かかったばばに母が「お茶でも出して」と言った。

ばばは、たまたま送り物でいただいていた「文旦漬け」と

お茶をお盆に入れて3人に出し、

これから出かけることを話し、そのまま出て行こうとした。

その時、大先輩が、ばばに何か話したと思うが

何と言ったか覚えていない。

若い青年は、ばばと言葉を交わしたかさえ覚えていない。

その時の大先輩ふたりのうち1人がじじのお父さんで

あと1人がじじの小学校時代の恩師E先生だった。

大先輩ふたりの顔は知っていたけれど、じじとは全く初対面。

今思っても、第一印象は「短髪でサングラスかけている・・・怖い人?」。



ほんの10分足らずただ玄関先で会っただけのじじと、

その約5週間後に入籍することになろうなんて

自分でも全く思わなかった。

だって、後で分かったんだけど、じじは徳之島とは

海を隔てた場所で勤務もしていたし

ばばは、「27才で結婚する。結婚する人は5才年上。

メガネかけた人とは結婚しない。」

と、決めていたから。

それが、どうしたことか、自分の理想は全て打ち砕かれ

1才違いの、サングラスのようなメガネをかけた人と、24才で

結婚する事になったのやら・・・・

今以て、理由は分からない。



じじは、未だに言う。

「僕がよっぽど格好良かったんだろう」ってさ。

そんな事ないよ〜、サングラスかけた怖いアニさんってしか思わなかったもの。

強いて言うなら、両親がとても良い人たちだった・・・っていうのはあるかな?

それと、親子の仲がとても良かった・・・・

じじの妹とばばは顔見知りだった・・・

・・・けど、本当に「縁は異なもの味なもの」。



後日、じじは言った。

今でも、言うけどね・・・

「実はね、ばばが帰ってくるのを待っている間に

近くの豚小屋で豚を見ていたんだよ。

豚を見た後だったから、ばばの方が少しマシに見えたよ」ってさ。

って、ここから「ばばは豚よりマシな妻」になっちゃったらしい。

いまでも、じじはたまに言うんだよ〜

最近はばばも言い返すの。

あの豚と結婚すれば良かったのに。

そしたらさ、豚の奥さんが掃除して、洗濯して、

美味しいご飯作ってくれていたかもよ」って。



当時、各家では豚が飼えなくなっていたけど、

畑の隅などに豚小屋を作り、数頭飼っている人たちはいて

ばばの家のすぐ前の畑にも、豚小屋が1軒あって

豚が2,3頭飼われていたの。



遠く離れたじじに、どこからばばの情報が入ったのやら・・・・・



もしも、あの7月7日、七夕の日に

ばばがお風呂を入るために帰宅していなかったら

じじとは会っていなかったかも知れない。

だって、じじはそんなに休み貰えなかっただろうし、

翌日にはすぐ船に乗って勤務地に帰って行ったんじゃないかなぁ・・・・

そこまで、ばばは知らないけど。



人間の運命なんて、本当に不思議なものだと思う。

もし、あの豚小屋が無かったら・・・・・

じじ達は、ばばが帰ってくるまで、

どこで時間を潰していたのだろう?

今となっては、豚に感謝すべきか?豚を恨むべきか?



あれから何十回、七夕を迎えただろう?

じじと一緒に・・・・・

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

<< >>

携帯用ブログQRコード       WEB写真集用QRコード


Copyright (C)2009-2014 tokunosima.info All rights reserved.

◇◇ Tokunoshima Island JJ&BB's HP ◇◇ ◇◇ A collection of Tokunoshima Island nature observation ◇◇