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子どもが感謝する日?

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ

5月5日(火)晴れ

今日、徳之島町では「黒糖祭」があった。

会場はプリンスビーチ横の広場。

じじとばばは、これまで、一度も参加したことがないので

「元気が出たら行ってみようか?」と

じじが朝食時言ったけど、「駐車場もないだろうし

あまり大勢の人の中には、まだ行きたくない」と断った。

夕方、スーパーの近くに居たら、知人のOさんが

「黒糖祭行って来たよ。凄い人数だった」と言った。

「内容は良かったですか?」と聞くと

「あまりに車が多かったから・・・」と言葉を濁した。

一度は行ってみたいけど・・・・・

ばばも駐車場のことが一番気になる。

例年、黒糖祭は天気に恵まれないことも多かったが

今年は朝から良い天気で、本当に良かった!



夕方、6時過ぎに娘から電話があった。

「子どもの日だから電話したよ〜。いつも、ありがとう〜〜」って。

「子どもの日」って、「親が子どもの、健やかな成長を祈る日」

って思っていたけど、数十年前、あるお母さんが

「子どもの日ってね、子どもが親に対して産んでくれて有り難う、

育ててくれて有り難うって感謝する日でもあるのよ」と

話してくれたことがあり

「へぇ〜〜」とびっくりし、妙に納得した。

そのことを、我が家で娘達に話したのかな?

娘から電話があって、びっくりしたけど、嬉しかった。

こちらから電話しようかな?と思っていた矢先だったし

娘に先を越されたけれど・・・・・・・

子ども達が元気に日々過ごせていることに

親としても感謝したい。



ばばが子どもだった頃・・・・・

「子どもの日」って、何か特別なことがあったかなぁ?と考えてみる。

今のように、立派な鯉のぼりなど、どの家にも立ってはいなかった。

派手な飾りはなかったけど、もしかして?各家庭の軒下に

ショウブの葉っぱを数本挿していたような気がする。

ショウブの葉を挿すのは「魔除け」って聞いたことがある。

又、5月5日にはどの家でも「カハムッチ」を作っていた。

カハと言うのは「葉っぱ」の事で、お餅の生地を包んだり

又は蒸し器の下に葉っぱを敷いて、

その上に餅生地を乗せて蒸していた。

「ムッチ」は「お餅」のこと。



お餅の生地を包む葉っぱは、「サネン花の葉っぱ」で

その葉っぱを、方言で「ムチガハ」と言い、

庭や畑の隅などに植えてある家も多かった。

「カハムッチ」の作り方は、黒糖と餅粉と水を混ぜて生地を作り

適当な大きさに形を整え、

長方形に切ったサネン花の葉っぱに包んで蒸し上げる。

ばばの家では、直径1メートル位ありそうな大鍋で蒸していたなぁ。

勿論、燃料は薪。

ばばも、お餅が蒸し上がるまで、竈の前で火を燃やすのを手伝っていた。

頃合いを見て、母が鍋の蓋を取って、餅の蒸し具合を確かめ

「OK」となれば、お餅を鍋から出して平たいザルに入れて冷やした。

熱々のお餅をハフハフ言いながら食べたこともある。

お餅はね、サネン花の葉の香りがするよ。

あぁ〜書いていても、懐かしいなぁ・・・・・

「母の味・カハムッチ」。



ばば母は「カハムッチ」の他にも「「フチムッチ(よもぎ餅)」

「アンバムッチ(油餅)」、「ソーダムッチ(ふくれ菓子)」

「サタムッチ(黒糖餅)、「チキムッチ(普通の白餅)」

「チームッチ(豚の血を使ったお餅)」等、

季節、季節に作ってくれた。

書きながら「お餅だけでも、

こんなにたくさん作ってくれていたんだ」とびっくりする。

しかし、今考えてもゾッとするのは「チームッチ」を

平気で食べていたこと。

我が家だけが作っていたのか?は分からないが

今だったら、絶対「ノーサンキュー」!

それにしても、ばば母は、たくさんの「母の味」を

ばばの記憶にも、口にも残してくれた。



しかし、ばばは、どうだろう?

これが「母の味」というのを

娘達の記憶に残してあげられるだろうか?

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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