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<< 植物のこと - 2016年7月の記事

現実

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ


7月15日(金)晴れ時々曇り

里久浜

今月2回目のお墓参り、昨日行くか、今日行くか、明日行くか、

姉と二人して迷っていた。

日中はあまりにも暑いので、夕方5時頃家を出て、行ってこようと

昨日午前中話したのだが・・・・

昼から、前頼んでいた工事をするため、水道屋さんが二人来てくれた。

我が家の自宅に運び上げる品物もあったので、

我が家の車庫前に車を2台停めて、工事をしていた。

来る今を出してくれるように頼むのも申し訳ないなぁと思い

お墓参りは明日(今日)行こうねと、姉にメールをした。

今日、朝目覚めると、ギラギラ太陽では無く、空に雲がいっぱいで

そんなに暑くもなさそうだったので、

(お墓参り午前中でも良いかな?)と思って電話しても出ない。

固定が出ないなら・・と携帯にしても出なかったので

どうしたのかな?と思っていたら、暫くして姉から連絡があり、

「この天気なら、午前中、お墓参り行った方が良いかな?と

思ってシャワー浴びてて、電話出られなかったの。ごめん」と。

「私も同じ事考えてた。じゃぁ、私もこれからシャワー浴びて

準備するね」という事で、急遽、実家のお墓参りに。



でも、今日はやる事が沢山あり過ぎて、お墓に行ってお参りを済ませたら

すぐにトンボ返りし、帰宅途中で4つの用事を済ませて

じじが撮影から帰宅するまでに、昼ご飯の準備をしようと思っていた。

家を出たのが9時半過ぎ。

一路先を急ぎ、3軒のお墓参りを済ませ、

そのまま帰ろうと車を走らせていたら、バス通りに出る手前で

見覚えのある女の方が、手押し車を押して坂を上がって来るのが見えた。

姉に「K姉さんじゃない?」と聞くと、「私もそう思ったけど・・・」と言う。

「なら、方向変換して、車でお家まで送ってあげようよ。」と即決し

車の向きを変えた。

上り坂なので、ばば達が車の向きを変えて追いかけ、K姉さんの横に止まった時

まだ、ほんの数メートルしか進んでいなかった。

「車の中から、K姉さん。送りますので乗って下さい」と声をかけた。

K姉さんは「私は、これからキャンドゥに行くから・・・」と言う。

「私たちも、キャンドゥ寄ろうか、どうしようか

迷いながら帰ろうとしていたんですよ。一緒に行きましょう」と声をかけた。

手押し車は折りたたみが出来ないタイプだと言うので

運転席の後ろに何とか乗せて、K姉さんは助手席の後ろに乗って貰ってキャンドゥへ。

キャンドゥって言うのは、百均のお店のこと。

一緒にお店に行き、買いたい物を買うまで待って

K姉さんのお宅の門まで送り届けて帰って来た。



K姉さんは、とても恐縮されたけど、それ以上に喜んで下さった。

K姉さんは、今80代かなぁ・・・・

ばばが子どもの頃は、K姉さんのご両親にもお世話になり

K姉さんご夫婦にも可愛がって貰った。

つい数年前までは、ご夫婦で畑仕事を頑張っている姿を見かけたけれど

ここ数年は、見かけなくなって久しい。

もう、ご主人も車の運転免許証も返納されたようだ。



ばばの実家は、校区で一番高い場所にある。

バス通りからは、最初、緩やかな坂を数百メートル上がって

一旦平地に出て、そこからは急な坂を上がらなければならない。

高齢者にとっては、大変な事だと思う。

それも、手押し車を押しての、急な坂道の上り下り。

キツいだろうなぁ、大変だろうなぁ・・・と

ずっと思っているけれど、どうしようも無い。



集落には、日用雑貨や、生活用品、食料品等を揃えた

大きなお店は無い。

ちょっとした缶飲料やお酒は買えるお店があるけれど

他の買い物をするためには、急な坂を上り下りして、校区に1軒ある

スーパーや、百円均一のお店へ行くか、

バスなどを使って、隣の校区まで出かけるか、

ばばの暮らす地区まで来なければならない。

ばばの暮らす地区には大きなスーパーも数軒あり、病院や歯科医院もある。

ばばの実家集落から、出て来て、用事を済ませるには半日がかりか

1日がかりになってしまう。

ばばが大好きな実家集落も、高齢化と共に、若い世代はどんどん島外へ出て行き

人口も年々減っている、悲しい現実がある。

今、集落の平均年齢は何歳ぐらいだろう?

きっと65歳は超えてると思うが、もっと上では無いかと思う。



高齢者が多くなり、ばばが子どもの頃のように

隣近所助け合っての農作業や、その他の仕事も出来なくなっているだろうな。

毎日の生活に欠かせない、生活用品などの買い物にも、簡単には行けない。

ばばが子どもだった頃は、一番人口も多く活気のある集落だと思っていたが

今、日曜日でさえ、実家へ行く途中で人に会う事は無い。

戸外で遊んでいる子どももいなければ、集落内を歩く人も1人もいない。

何て淋しい事だろう?



このまま人口減少と高齢化が進んでいけば

ばばの実家集落はどうなってしまうのだろう?



K姉さんを送った後、姉と2人、しばし無言だった。

心の中で、同じ事を考えていたのかも知れない。



現在の集落の姿、集落の方々のお顔、自然・・・

しっかりと心に留めておきたいと思う。



※画像は、ばばの母校の下の海岸からの風景です。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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