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犬と走り、ネコと見合う

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ


6月3日(木)晴後曇

ばばは、犬やネコが嫌いだ・・・と言うより怖い。

今まで一度も飼ったこともない。

何故、犬やネコが怖いのだろう?




ハッキリした原因は分からないが、小さい頃の記憶に支配されているからかな?

・・と思うことはある。

ばばが子供の頃・・・・・野良犬や野良猫はいただろうか???

ましてや、家で犬やネコを飼っている家庭があったかさえ定かでない。

少なくても、同じ集落の同級生の家庭で犬・ネコを飼っている家はなかった・・・・


小学生の低学年の頃、友達数人と下校途中、大きな犬がばば達の通学路?に現れることがあった。

自分が小さかったせいか、犬がとてつもなく大きく見え怖かった。

ある日、その犬がいつもよりばば達に近付いてきた。

ただでさえ怖いのに、犬が近付いてくると恐怖は絶頂!

思わず、ばばは走り出した。

ばばが走ると犬も走り出した。

友達が後ろから「ダメ!走ったら。止まりなさい!」って叫ぶけど

全身恐怖に覆われたばばは、止まることが出来ない。

飛び抜けて走りが速くもなかったばばだけど必死で走った。

とにかく逃げないと犬に噛み殺されると思った。

犬と一緒に走って、走って、走って・・・・・

でも、とうとう「もう走れない・・・・犬に噛まれる・・・・でもいい・・・」

と思い、止まった。

息が荒く、まともに立ってさえおれなくて道に座り込んだ。

「犬は?」と見ると、犬もやはりばばの傍らで荒い息をしながら立っていた。

「走るなって言ったのに・・・」と言いながら、友達が追いついてきた。


犬は、ばばに噛みつきはしなかった。

ただ、ばばと走りたかっただけだったのか?

それとも、ばばの走りがもっと速くなるようにと、

ものすごいスピードで追いかけたのか?

その後の運動会で一等賞になった記憶も無いけれど・・・・・


やはり、犬には走る者を追いかける習性があるのだろうか?


追いかけなくても、ばばが歩くだけで大きな声で吠えて脅しをかける犬がいる。

不審者撃退用に飼われている犬だろうか?だとしたら仕方ないか・・・・

家族以外には激しく吠えるのかな?

鎖で繋がれていると分かっても、やはり近くで吠えられると怖い。

だから、散歩途中でも犬を飼っているお宅の近くを通る時は

前もって心の準備をする。そして、願わくば、吠えませんように・・・と祈る。

でも、ばばの祈りが通じることはない。


犬に比べネコは小さい分、犬のようには怖くないけれど

やはり、苦手だ。

ネコに追いかけられたり、泣きつかれたことはないけれど

肉や魚を盗られたことは何回もあるよ。

盗ったネコが悪いのか?

目に付く所に置いてたばばが悪いのか?????


一昨年、昨年あたり、ばばの近所には野良猫がいくらでもいた。

一カ所に7,8匹群れている場所も数カ所あった。

ところが、どうしたことか、今年はそんなに野良猫が見あたらない。


夕方の買い物の行き帰り、決まって一匹の怖いネコと出会う。

このネコは去年から気にはなっていた犬だ。

人相ならぬ猫相がとても怖い。

白に茶色っぽい毛が少し混じっている。

茶色の毛が右目の上辺りにあり、それが歌舞伎の隈取りのようで目が

キュ〜〜ッとつり上がって見えるから怖い。

もちろん左目も細くつり上がっている。

そして目が黄色っぽく見えるのも不気味。

この犬は、ばばが近付いても逃げようともしないから厄介だ。

まさか、噛みつきはしないと思うけれど、心臓バクバクさせながら追い越すこともある。

このネコ、相当、強心臓の持ち主(持ちネコ)だと思っている。

と言うのも、去年、自分の2倍くらいもある巨大白ネコ(首輪をしていた)と

睨み合っていて、一歩も引かなかった天晴れなネコでもあるのだ。

ばばの後をついてくるわけではないし、そんなに怖がらなくても・・・と思うけど

やはり、怖い。何でだろう〜〜何でだろう〜〜。


数日前、ばばが買い物をして自宅へ向かっている途中

あるお宅の角を曲がろうとして、違和感を感じた・・・と言うより何かの気配を感じた。

好奇心旺盛のばばは引き返して辺りを見回した。

すると、あるお宅の松の木にネコが登っていた。



へぇ〜〜、木に登るネコなんて最近久しぶりだったので

ばばは、わざとネコに向けてカメラを向けた。

すると、ネコはカメラを避けるように体の向きを何回か変えつつ

ばばの動きを伺っているようだった。

よせばいいのに、ばばも何回もシャッターを切った。

慣れてきたのか、ネコは逃げるどころかまっすぐカメラ目線になった。

ばばがカメラをしまい、ネコの様子を見ていると、

ネコも、もっと高く登るべきか、地面に飛び降りるべきか迷っているようだったが

しばらくして、身軽に気から飛び降り、後を振り向くこともなく畑の方へ走って行った。

何だかおかしくなってばばは一人で笑ってしまった。

誰かそばを通りかかったら、ばばのこと「変な人・・・」と思っただろうな。


今日はどんな野良猫と出会うかな・・・・・

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

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