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恐るべし!台風2号!

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ

5月29日(日)曇り時々晴れ

夕べの台風は凄かった!

もの凄い風の音で目が覚めたのが午前零時頃。

裏口の玄関がドンドンドンドン鳴っているような音もした。

じじはベッドで安らかな寝息を立てているので起こしちゃいけないかな?

ばば一人で起き上がって、ドアを再度点検。

全部ロックはされている。

それにしても、シュ〜〜ン、ヒュ〜〜ンという風の音が怖い。

念のため玄関のガラス戸を開けて鉢物の様子を見てみようとしたけど

南からの風に押されて開けることが出来ない。

仕方なく諦めて、もう一度寝床に潜り込んだ。

雨はそんなに降っていなくて、風だけが不気味に吹いている。

アッ、停電だ。

ピィ〜〜ンという音と共に急に外灯が消え真っ暗になった。

なぜピィ〜〜ンと音がしたのか分からない。

数分後電気はついた。

電気を消しているのになぜ分かるかというと・・・・

ばばの家の電気はリモコン式。

寝る前にいったん消すんだけど、停電し、次に電気がつく時には

自動的に電気がついてしまう。

寝室も、表の間も全部電気がついてしまった。

じじを起こさないように、慌てて寝室の電気をリモコンで消し

次に表の間の二つを消す・・・・・

真夜中に、こういうことを3,4回繰り返した。

目がさえて眠れなくなった。



いつまで暴風は続くのだろう。

一人暮らしの姉は大丈夫だろうか?

実家は大丈夫だろうか?

いろいろなことが心配になってきた。

ラジオを聞きながら暗闇でじぃっとしていたら

いつの間にか寝ていた。

目が覚めたのは8時前。

周りはすっかり明るい。

台風は去ったらしい。

玄関の戸を開けてみる。

ワァ〜〜鉢が倒れ、竿が落ち、鉢の中身のブーゲンビリアだけが

根鉢のまま階段に横たわっている。

鉢は何処へ飛んで行ったのだろう?

見事なまでに玄関先は土だらけ。

おまけに青々した葉っぱは吹き枯らされ、

昨朝せっかく咲いたグリーンのミニバラも、咲き誇っていた源平カズラも

3色混合のブーゲンビリアも見る影もない。

裏口の戸を開けて、両親宅庭を覗くと・・・・・

哀れ、数十本のシソの葉がすべて茶色っぽく変色している。

夕べのあの風だもの、仕方ないと言えば仕方ないけど・・・・残念だなぁ。



昨日も10時頃までは、たまに小雨が降っても

いたって穏やかな普段と変わらない1日だったのに・・・・

それから数時間後、あんなに天気が豹変するとは!

自然の力って本当に強大で恐ろしい。



農家の方たちの被害は甚大だろうな・・・野菜やキビ、果樹。。。。。



朝食後、午前中いっぱいかかって、やっと玄関先の掃除は終わった。

両親宅庭の掃除もしなくちゃいけないし

実家も気になるし、空き家になっている長姉の家も

サッシ戸がメチャメチャに壊れているって

お隣さんから電話があった。

このまま放って置くわけにはいかないだろうし、

さて、どうしたものだろう。

考えること、やらなくちゃいけないことがいっぱいだ〜!



台風2号からして、この被害。

今年は、何だか不気味だなぁ。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

9月の桜・他

by ばばの日記

徳之島じじとばばのブログ



9月27日(月)晴



昨日義母と面会した帰り、役場横を通りかかったら



何と桜が咲いていた!。それも、1,2輪だけでなくたくさんの花が咲き



もう葉桜になっていた。







遅かった〜〜〜〜と思いつつ、写真を撮りたかったが



母が倒れてからばばがカメラを持って出かけることはなくなり、



今日もカメラを持っていなかった。



残念!残念!残念〜〜〜〜!!!!!!!!!



この桜は、去年も季節外れに咲き、ばば達が吃驚して近くにいた役場職員さんに聞くと



「年に2,3回も咲く」と別段驚いた様子もなかったが・・・・



車の窓から運転しながらチラッと見ただけではあったが、



花よりも葉っぱが多く、花の色は白と薄いピンクで、その花はしおれかかって見えたた。



桜の花のことが忘れられず、ばばは今日中に出直して写真を写すぞと思いながら家に帰った。






家に帰る途中、一旦停止の場所で止まっていると、前方から若い男の子がふたり歩いてきた。



ばばから見て右側の子のいでたちがどうも気になった。



全身黄土色に見えたのだ。



「??????????」と思いながら近づいてくるのを見てた。



ばばの手前5メートルほどになったとき、異様ないでたちの原因が分かった。



その男の子は、リスか?狐か?分からないけれど、とにかく動物の着ぐるみを着ていたのだ。



フード部分は外していたけれど、この暑い日中、一寸異様であった。



フードを外した、その頭の毛は金髪だった。



その子達がばばの横を通り過ぎる時、好奇心旺盛のばばは、もう一度チラ見しようと思ったけど



因縁でもつけられたら怖いのでグッと我慢したが、バックミラーで去りゆく男の子達をしばらく見ていた。



一人の子は全く普通のいでたちで、一人は着ぐるみを着て白昼堂々と中央通りを歩いている若者。



時代は変わったなぁ〜〜〜〜。





家で細々と雑事をしていた時、急に



「図書館に読み終わった本を持って行ってあげなくちゃ」と思った。



こういうことは思い立ったらすぐ行動に移すのがばば。



先日からより分けておいた文庫本を中心に小さな段ボールに詰めておいた。



一旦読み終わった本を二度読むと言うことは滅多にないので、どんどん廃棄して行かなくては・・・・



と言う思いから、町立図書館に持って行くことにしているのだ。



段ボールを抱えて玄関に出ながら「あっ、カメラ!!!」と思い出した。



「時季外れの桜を写してこなくちゃ・・・・」



慌ててカメラを取って、車に乗った。



日曜日、図書館は5時に閉まるので、後30分しかない。



急げや急げ。



いらない本をカウンターにいた職員さんに「使えたら、使って下さい」と渡し



その後、3冊本を借り、役場へ向かった。





何本の木に桜が咲いているのだろう??????



ワクワクしながら車を降りた。



下りてすぐの正面入り口の木にも咲いていた。



でも・・・・・・・・・葉っぱが多く、花はほとんどしおれていた。



予想はしていたが、まだ桜はたくさんある・・・諦めずに道路脇の木の所へ走って行った。



花は白とピンクの二種類咲いていたが、花はほとんどしおれかかっていた。



それでも何とか写真は撮った。







日が西に傾いていたため、一寸暗かったけど・・・大丈夫かな???



その後、少しでも綺麗に咲いている所はないかと役場の前庭をぐるっと回ったが



何処も同じような花の状態だった。



そして、ほぼ9割の木には花が咲いていて



「一体どうしたんだろう・・・」と思いながら家に帰った。







今はもう9月も下旬だというのに両親宅の庭には「梅雨花の代表アジサイ」が、また咲き出した。



アジサイって年に何回も咲くものなのだろうか?



この灼熱地獄の季節にもアジサイが咲くなんてちょっと信じがたいばばなんだけど。。。。



そう言えば「イジュの花」も咲いていたし・・・・





先日空港へ向かいながら萩の花が枝もたわむほどに咲いていたが、



この時期の主人公はやはり「萩の花」じゃない????



桜やイジュ、アジサイが咲くなんてやはり一寸おかしいよね〜。





島は、ここ1週間ほど夜通しはクーラーつけなくても眠れるようにはなってきたけれど



やはり、昼間は外出を控えたいくらい暑いんです〜〜〜〜。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

20年ぶりの・・・・

by ばばの日記

3月1日(月)晴れ時々曇り

今日から3月か〜〜〜早いなぁ・・・・

すっかりアップをさぼっていた。

じじは頑張っているのに反省!!

休んでいた間のことも少し書き留めておこう。


2月27日(土)

奄美市在住の、じじ妹夫婦が父の見舞いがてら帰省。

翌28日は「奄美自然を考える会」メンバーの方々が

奄美市から徳之島入りし、井之川岳登山をしつつ

植物の観察会をするというのでじじ&ばば&姉の3人も参加させていただくことに。

妹夫婦は前日から帰省していたが、他のほとんどのメンバーは

当日朝の定期船で徳之島入りすることになっていた。

船は9時10分定刻入港した。

港では徳之島の「奄美自然を考える会」のメンバーが歓迎の横断幕を持って出迎えた。

貸し切った車に乗り込み総勢30名で出発。

しかし・・・・・・

バスに乗ってから、地理大地震の影響による大津波警報が奄美全域にも出され

奄美は午後2時半頃2メートル級の津波が来るかもしれない・・と

家族からメールが入った人もいて

「○○も叩き起こし、一回の荷物やタンス・棚の中に入っている物を

2階に上げて、その後なるべく高い場所へ避難するように」・・等と

電話で指示しているお母さんもいる。

奄美市の海岸近くに家のある人もいて心配はするものの

徳之島にいてはどうしようもない。

携帯電話も、時々電波が届かなくなったりして途切れ途切れ。

心配なのは、ばば達も同じ。

父は海のすぐ前の病院に入院中だし、自宅には足腰の弱った高齢の母が一人。

万が一、避難勧告でもでたらどうしようもない。

いざというときは、ばば宅の2階屋上へ避難してくれますように・・・と祈った。

両親宅・我が家の一階倉庫などは水浸しだろうし

我が家だけでなく、亀津低地の方は全部水浸しだろう・・・等と最悪のことを考える。

でも、山登りの途中だし、自家用車で来ているわけでないので、どうしようもない。

運を天に任せて20年ぶりの井之川岳登山に集中することにした。


二十数年前に勤務した職場では毎年2月に井之川岳登山をしていた。

ばばも勤務した6年間、毎年登山した。

ただ、コースが今回とは違って井之川集落から上った。

母間集落からのコースもあるが一番きついコースだと聞いたことがある。

今回は70代の方も何名かおられるので一番上りやすいコースだという「大原コース」での登山だ。

「幼稚園生でも登れるよ」と聞いていたので、

よっぽど楽なコースだと思って侮ったのが行けなかった。

貸し切った車で、山の8合目辺りまで行き、それから山々の尾根づたいに

2時間かかった。


こんな山登りは初めてだった・・・と言うより尾根づたいの登山が初めてのばばには驚きの連続。

「山登り」と言うから上へ上へと上り坂が続くかと思いきや

何故か、しゃがまないと怖くて下りられない急勾配の下り坂があったかと思うと

「胸突き八丁」の表現がピッタリの上り坂になる。

意味が分からないばばは「山登り」だというのに「何故こんなに急な下り道があるの?」

と、不思議でたまらない。

井之川集落から上った時はひたすら登った記憶しかないのに。


でも、集団のありがたさ。

前の方が進むので、ばばも必死にその後を追う。

初めのうちは、植物に詳しい先生の説明を聞きながら

左右の植物を見ながら登ったが、説明する先生は一人、聞く人は29名。

道はやっと一人が通れる狭さなので、先生が「この植物は・・・」と

説明されてもどの植物のことなのか離れている人からは、見ることさえ分からない。

途中からばばは植物の名前など覚えるのは諦めて、登山に専念した。

「もう、頂上付近かな?」と思っても全然近づく気配がない。

前の人のスピードが落ちた時には

左右の植物を見ながらしばらく立ち止まってばばも休んだ。

何回か立ち止まった時、目に付いたのが左右に土が掘り返されたあとが多数あること。

最初、イノシシが掘ったのかな?と思ったが、心ない人間が珍しい植物を盗掘した跡だって。

自分一人の楽しみのために、島の貴重な固有種を盗掘するなんて許せない!


桜ツツジや青い実が多数付いたラン?等を見ながらひたすら前へ進む。

倒れた木の上や下を跨いだり、潜ったりしながら2時間。

やっと、頂上に着いた。


頂上にはたくさんの登山記念の印となる立て札や石柱が立てられていたり

ミカンの木?や車輪梅?の木も植えられていた。

でも、元々ここになかった植物を植えることにより

元々あった植物の環境も変わり悪影響があるそうだ。

もう一つ特に目を引いたのが空き缶や空き瓶がたくさん捨てられていたこと。

たまたまばば達はシートの変わりに黒いゴミ袋を持参していたので

拾い集めた空き瓶をゴミ袋に入れて分担し、担ぎ下ろすことに。

何故、山頂にお酒の空き瓶が多数?

それは、登山者が登頂した際、頂上で御神酒を頂いたりした後、瓶を置き去りにするそうだ。

それにしても、他人が飲み捨てた瓶を「自然を考える会」の人が拾って持ち帰るなんて

どこか矛盾している。。。。。

山でなくても、大人が飲んでポイ捨てしたジュースやビールの空き缶・たばこの吸い殻などを

小中学生がボランティア活動で拾うのと似ているな・・・・

一人一人が責任を持って、ゴミの持ち帰りをすれば・・・・

たとえば、お菓子やガムの包み紙などは道路にポイするのではなく

自分のポケットに入れて持ち帰れば済むことなのに

これがなかなか出来ないから、道路や山頂までゴミだらけになってしまうんだよね。


今回、約20年ぶりの登山で、ばばも色々考えさせられた。


そうそう、今回、ばばはじじの喜ぶプレゼントも出来たよ。

それはね、珍しいカタツムリ。

頂上近くの木の葉っぱに留まっていたのを見つけたの。

普通は白地に黒っぽい線が入っているんだと思うけれど

ばばが見つけたのは濃い茶色に白い線が入っているの。

帰宅後、じじが色々調べたけれど図鑑にも載っていないらしい。

新種発見????ってことになるか、ならないか・・・・

ばばも楽しみに待つことにしたい。



また、下山途中には、ばばのすぐ後ろを歩いていた姉が「これ何?」って言うので

少し後戻りして姉が指さす方を見たばば「ぎゃぁ〜〜〜」と悲鳴を上げ飛びすさった。

何と!大きな食わず芋の葉っぱの上に、長〜〜いニョロニョロがとぐろを巻いていたの。

黄色っぽい線があり、体全体が黄緑色っぽかったから「アオダイショウ」とは思うけど・・

確信はない。頭の形と、体の模様を見れば良かったのにね。

「長ニョロ」君も、きっと日向ぼっこがしたくて葉っぱの上に座っていたのだろうね。

ばば達の後から来た人たちも、あの「長ニョロ君」見たかなぁ〜


そうそう、あの日はね、津波警報のおかげで定期船の入港が約2時間遅れて

奄美市からこられた方々は大変だった。

自然災害・天変地異はいつ起こるか分からないから怖いね。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

あぁ〜〜無惨!

by ばばの日記

2月8日(月)曇り時々雨

ここ数日天気が悪く、夕方の散歩にも行けなかった。

今日は天気を気にしながらも4時過ぎになってから山田川コースを歩くことに。

歩き始めて、一番急な坂を上がりきって、

働き者のじいちゃんのキビ畑を過ぎた辺りから左右の風景に異変が・・・

たった2日休んだいる間に、道路脇の木や草が無惨にも刈り払われていた。

何で?何で?何で???

キビの刈り取りが始まって、キビ運搬用の大型トラックや

ハーベスターの出入りのために道路脇の木や草が邪魔になるのだろうか?

それにしても道からはだいぶ外れたところにある

直径20センチくらいの栴檀の木、実がいっぱい付いたクチナシの木も

無惨に切られている。

さらに前に進むと、畑の脇に積まれたブロックが外され

反対側の道脇に積まれ、ナンバンギセルの自生地は土が掘り返され・・・・

じじがその成長過程を楽しみにしている「ゴマジュ」の木も

根っこから掘り返されたような形で崖からぶら下がっている。

あぁ〜〜無惨!!

じじも、温厚な姉までも怒りに満ち満ちた言葉を発している。

こうして身近な自然が破壊されていくんだなぁ・・・

何とも表現しがたい感情の高まりのまま散歩を続けた。


ブログアップ題材の収穫らしい収穫はなかったが、コゲラが目前で木をつついているのや

正体不明のオレンジ色の物体が木にへばりついているのを

じじは動画に収めた。


家路を急いでいると急に雨が降り始めた。

雨具の用意は無し。

雨宿り出来そうな場所もない。

じじは一目散に走り出し、姉と二人は早足で歩いていたが

姉と別れた後、ばばも数年ぶりに走ってみた。

100メートルも走るともう息切れが・・・・

歩いたり走ったりしながら我が家を目指したが

さすが、中央通りに入ると、人目が気になって走れない。


孫が毎朝1キロ早朝ジョギングをしていると言うが

夏休みに「挑戦状」渡されたらどうしよう・・・・

ばばも、じじと一緒にジョギングを始めるべきかな?

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

部分日食

by ばばの日記

1月16日(土)曇り

昨日、午前中姉が買い物途中に立ち寄り

「今日は部分日食が何とか、かんとか言ってたけど・・」と言った。

そう言えば、じじも一昨日から何か言ってたなぁ・・・・


昼寝から覚めたじじが「今日は伊仙町の海岸かどこかへ行って

日食を撮してこようかな?」と言った。

「じゃ、ばばが運転する!」と申し出た。

姉にも電話して一緒に行くことにした。

じじは、去年の夏に使った「日食めがね」を出したり

セロテープとはさみを準備したり、カメラの準備ぬかりなく・・・・

ばばは、ホットコーヒーとお菓子と、栄養剤と、あめ玉と・・・・

鞄に詰めて4時に出発。


伊仙町の鹿浦大橋を目指して走る走る。

西日に向かって走るので眩しいけれど、それだけ天気が良いということだから

きっと、素晴らしい部分日食が見えることだろう。

日食は4時45分頃から始まるとじじは言う。


じゃまにならない所に車を止めスタンバイ。

ばばと姉は林の中を抜けた所からも見えるのではと、

低いまばらな木々をかき分けて奥へ進んで絶壁まで行くと

目の前には遮る物のない太平洋が洋々と広がっている。

「じじ〜〜〜ここも絶好の場所だよ〜〜」と叫びながら車の所へ走っていくと

じじがなにやらゴソゴソしている。

????????と思いながら傍へ行ってみると

「僕って馬鹿だなあ・・・」とじじ。

「何で?」と聞くばばに「せっかく準備した日食めがねを忘れてきた」って・・・・

まっさかあ〜〜〜それはないでしょう、じじ。

家に帰るには約1時間かかるし、家からも、高台からも落日は見えないので

ここまで来たんでしょう〜〜〜まったく〜〜〜。

仕方がないので、ある物で代用できないかと車の中を見る。

黒いビニル袋があったのを思い出し、引っ張り出して太陽を見るが

ボヤァ〜〜〜〜っとぼやけて光が見えるだけ。

じじが、あるスーパーの厚手の青い袋を見つけ、適当な大きさに切り

「これが良いかも」と言う。

はさみで適当に切ってカメラのレンズに被せては太陽を見る。


1枚・・・2枚・・・・3枚・・・・

それぞれ、太陽の見栄具合を確かめつつ増やしたり減らしたり・・・・

一応3枚が良いかと、切ったビニルをビデオのレンズに貼り重ねる。

カメラの方はレンズを出したり引っ込めたりしながら調節して

ばばが手でしっかり握ったりゆるめたりする。

もう、日蝕は始まりかけているのに・・・・・


何とかカメラの準備ができ、姉とばばもビニル袋を切って

二つに折ったり、三つに折ったりしながら目に当て、沈み行く太陽を見つめる。

濃いオレンジ色の太陽の右下の部分が欠けだした!

ワァ〜〜〜感激!!!!

しかし、じじのビデオにも普通のカメラにもちゃんとした映像は映っていない。

じじは、もう撮影する意味が無いから帰ると言い出す。

ばばは帰りたくない。

だって、ビニル越しにきれいに日蝕が見えているんだもの。

じじをなだめ、空を見上げ続ける。

じじも諦めつつも名残惜しそうにビデオで、カメラで時折写し続けている。

ばばたちの後ろをひっきりなしに車が通る。

ふと見ると、運転手さんや乗っている人たちは

不審なまなざしでばばたち3人を見て通り過ぎて行く。

何十台もの車が行き交う。

いいもんねぇ〜〜〜。

ばばたちは天体ショーをみているんですよ〜〜〜。

・・・・と、一台の車がばばたちの後ろで止まった。

車からばばの知人が降りてきて「何をしているんですか?」と聞く。

「太陽を見てごらん」と青いビニルの切れ端を渡す。

空を見上げて「わぁ〜〜きれいに見える!」と感動している。

右下からだんだんだんだん欠けていく太陽・・・・・

無意味かも知れないけど、じじはカメラを回し、

女性陣は「何枚で見た方が一番見やすい?」などと言い合いながらじぃっと空を見る。

15分くらい経ったであろうか?

知人は「帰りながら、途中途中で空を見ながら帰ります」と、又車へ戻って行った。

その後もひっきりなしに車は行き交い、

ほとんどの人たちがばばたちの方をちらちら見る。


そうこうしているうちに時刻は5時を過ぎた。

・・・と、橋のたもとの方から男女3名が来て、

「もう間に合わないかも知れない」と言いながら

ばばたちと反対側でやはり西の空へ向かってカメラを構えた。

ひとりは立って、ひとりは座って・・・・

女の人はやはり、ばばたちと同じように青い物を目に当てて空を見ている。

そのうち、彼らの後ろには郵便屋さんが来て、

バイクを止めて彼らと一緒に空を見始めた。

しばらく経って今度は定期バスが来て止まった。

運転手の他に、高校生らしき女の子がひとりだけ乗っている。

運転手さんはバスを動かす気配もなく・・・・・・・・

時間を気にしてヤキモキするのはばばだけ?

昔「♪田舎のバスは〜〜〜〜」って歌があったけど

まさか、橋の上に車を停めて日食を見る???とは・・・

もしくは、お客さんの女子高生に日食を見せてあげている????

それとも、あまりに早く目的地に着きそうなので時間調整で停まってる???

橋のたもとに、郵便やさんのバイクと定期バスが

10分以上停まっているって、普通じゃ考えられないよねぇ〜〜〜。


走行して、ばばがあちこち気を取られている間にも

欠けゆく太陽には雲がかかったり

その前方をねぐらへ帰る鳥が数羽飛んだり

漁船がゆっくりと進んで行ったり・・・・・・・

見ていて飽きない。


刻一刻と太陽は小さくなっていく。

初め、右下の部分が欠けていたのに、

沈む前には右側が大きくえぐれた三日月?か、大きなバナナのような形になった。

苦心惨憺していたじじも、

「おっ、フィルター無しできれいに見えるぞ!」と喜びの声を上げた。

夢中でカメラを回すじじ。

姉とばばも、裸眼で必死に今沈まんとする太陽の姿を追う。

6時少し前、スゥ〜〜〜〜ッという感じで太陽は海の彼方へ没して

ばばたちの視界から消えた。

と同時に、ばばたちは「ふぅ〜〜〜」っと吐息を漏らした。

フィナーレは素晴らしかった。

筆舌に尽くしがたいほど・・・・・


家を出てから、約2時間。

最高にヤキモキもしたけれど、素晴らしい天体ショーだったとばばは思う。

昨夏の皆既日食はあいにくの曇天ではっきりとは見えなかったが

今日の部分日食は、この目でしかと見届けたぞ〜〜〜わぁ〜〜〜い。


太陽が姿を消して辺りは急に暗く寒くなってきた。

急いで車に戻り、ホットコーヒーと甘い物を少々補充して

さぁ、帰るぞ〜〜〜〜〜。

車のライトを付け安全運転で6時40分頃無事帰着。



今日のじじの写真日記や動画には

苦心の末、何とか収めた画像がアップされていると思う。

徳之島じじとばばのブログ  主管理者 ibuchanじじ&ばば

ふるさとの海は・・・・

by ばばの日記

1月8日(金)曇り

1月3日、空港帰りにばばと、姉、次女でばばの実家に寄った。

娘たちが幼かった頃は毎週末、家族でばばの実家へ行き

両親と一緒に夕食を共にするのが恒例であった。




両親が亡くなって、やがて20年になるがいつ行っても実家は良い。

なるべく一月に3回は通うように心がけているし、

我が3姉妹も帰省の折には連れて行きたいと思っている。


今回、娘たちが帰省した時も、しぜんと幼かった日の思い出話が始まり

話の中で、次女と三女だけで実家近くの海へ遊びに行った話が出た。

その海は「フンニャトゥ浜」。

この海へは、ばばも何十回と通った。

母が漬け物を作るための大根をカゴの一杯背負い、

ばばは、その母の後から付いていった。

海へ着くと母は大根を一本、一本塩水で洗うのだった。

ばばは、気分によって手伝うこともあれば、作業をする母の近くの砂浜で

貝殻を拾って遊んだりしていた。

懐かしいなぁ〜〜〜フンニャトゥ浜。


娘にとっても、ばばにとっても懐かしい場所。

よしっ、行こう!と決断、車を走らせた。

我が家からは車で、ほんの2,3分。

あっという間に、浜に着いた。

娘が話し出す。

「小学校低学年の頃、ひかち(三女)と二人だけで遊びに来た時、

イソギンチャクを見つけたの。

そこで、二人でイソギンチャクの口に花林糖を入れたら

ムシャムシャ美味しそうに食べたの。

しばらく経って、もう一回上げようとイソギンチャクの所へ戻ったら

花林糖は吐き出されていたの。あのイソギンチャクまだいるかなあ〜〜〜」って。


まさか、もうあの当時のイソギンチャクはいないだろうけど

何世代か後の子孫がいるかもね・・・・なんて話しながら

岩場を覗くと・・・・・・・・・・・・・・

当時のイソギンチャクの子孫かどうかは分からないけれど

たくさんのイソギンチャクがいた。

わざと、娘をイソギンチャクのいる場所に残し

姉と二人は砂浜を散策。

すると、いろいろな小さい貝殻がたくさん落ちている。

形も色も様々。

ばばも、子供の頃に帰ったような気持ちになり一生懸命貝殻を拾った。



娘は、まだ、イソギンチャクと会話している?????


ばばと姉が砂浜を歩いていると、長さ20センチ前後の魚が砂浜に打ち上げられていた。

5メートル間隔ぐらいで3匹も・・・・・

どうしたのかな?

そして、4匹目は白っぽい細長い魚。

口が尖り、その中には鋭い歯が見えていて、しっぽがキュッと細くなっている。

ちょっと気味が悪い。

「ウミヘビかな?」などと言いながら避けて通る。



娘が戻ってきた。

「今日はイソギンチャクにあげる花林糖を持っていなかったから

細い珊瑚を口に入れてきた」って。

オイ、オイ、いくら何でも珊瑚はないでしょう・・・・・

笑いながら3人で貝殻拾いを続けた。


しばらく経って、ひとり留守番をしているじじのことが気になり

帰ることにした。

車の中でも、海が昔と変わらずきれいだったっと感想を話す。

パッと見には、海は変わっていないようだけど

流れ込む赤土、投げ捨てられたゴミ、やはり気になる。

ばばが幼かった頃と比べ、砂浜がグンと狭くなっているような気がする。


ふるさとの山も海も川も、いつまでも青く清くあって欲しいと願うけれど

それには、ばばたち人間が自省しなければならないことがたくさんあるような気がする。


あの日、拾ってきた小さな貝殻はガラスの小瓶に入れて残しておこう。。。。。。

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